地球の会近畿ブロックpresents「地球とつながる家づくりセミナー」が大阪で開催されました。

このセミナーは、暮らしに身近な「食」と「住」をテーマに、自然と共存しようという取り組みを広く、多くの方にお伝えするものです。
吉住工務店も「地球の会」のメンバーとして参加してきましたのでレポートします。
まずは「地球の会」近畿ブロック理事/?コアー建築工房の吉瀬社長の挨拶で開会しました。

続いてテーマにある「食」のセミナーです。
「“菌ちゃん”に学ぶ命の食育〜生ごみリサイクル活動は自分と地球をつなぐ〜」
と題し、講師はNPO「大地といのちの会」理事 中尾慶子様に講演を頂きました。

いま子供たちの体が病んでいる。
体温を測ると35℃台の生徒が約半数!
少し体調が悪くなると驚くことに34℃台にも・・・。
そして高校生のうつ病が急増している。
大半の子たちが便秘。うんちが3日に1度しか・・・。いやそれ以上の子も
普通に妊娠ができない。56人に1人が体外受精。
このような現状があり、これは人間の免疫力が低下してきていることが原因。
人間の免疫力と「食」は大きく関わっている。
詳しくはHPをご覧下さい。
私自身、この講演を聴くのは2回目。今回もまた聴き入ってしまった。
中尾様たちは、家庭で出た生ごみを畑に帰し、“菌ちゃん”の力だけで健康な野菜づくりを子供たちと実践されています。
そうして出来た野菜は、買ったものとは比べ物にならないくらい美味しく、驚くことに腐りが遅い。一般的には害虫駆除剤を散布し虫を防ぐのが通常、中尾様が言われるには健康な野菜には害虫が寄ってこない。弱っていたり、腐りかけている野菜を好んで虫は食べるそうです。
食べる→生ゴミ→畑に帰す→健康な野菜→食べる
これが「食」の循環である。
この循環をおこすことで人間が健康になる。
それは私たちが行っている家づくりと共通する。
地域の木材→伐採して製材→地域材で家を建てる→植林する。
ねっ!一緒ですよね。
戦後60年程度経っている木は光合成をしなくなっている。CO2を吸ってO2を吐かなくなった木で家を建てる(CO2を閉じ込め、家を建てることで、町に小さな森ができる。)
そして、光合成をしてくれるように苗木を植林する。
科学物質を含まない無垢材で建てた家で暮らす。
自然と共存することで人間が健康でいられる。
人間の弱っている免疫力も回復させてくれるのでは・・・。
当社も農業をやっています。
「農業体験をしながら学ぶ家づくり講座」を開催中!
農業と家づくりを一緒に学んで頂いています。
なんで農業と家づくりを一緒に講座にしたの?って聞かれます。
「なんとなく心地よい」と言ったりしますが、言葉ではその感覚を伝えきれない。
「豊かだ」とか「心地いい」と感覚で感じられる家づくりがしたいと考えていました。
そんなときに、そう感じられることがある。
農業で疑似体験をしてもらえるかも・・・。
農業は手間ひまがかかる。でもその分、収穫したものを食べると見てくれは悪くとも美味しい。
土にふれていると自然と共存していることを感じ、なんとなく環境にやさしいことをしているんだと「豊かさ」や「心地のよさ」を実感できる。そんなふうに考えてスタートしたのがきっかけでした。
中尾様の話しを聴き、やっぱり「家づくり」と「食」の部分は繋がっているんだと嬉しく思った。
講座でこの講演のことをみんなに伝え、そして体を元気にする野菜を受講生のみんなと一緒つくり、自然と共存する「心地よさ」、「豊かさ」を伝えたて行きたい!と思った。
レポートはかなり脱線((+_+)) 私のいつもの悪い癖です。話しだすと、クドイし長い・・・。
中尾様の講演終了。休憩の間に私たち木の家ビルダーのパネル展示をご覧頂きました。

私もパネルを見て、近畿ブロックのみんなは凄いな〜なんて感心をしてしまった。
真面目に真剣に家づくりをされている。私たちも負けずに頑張りますよ。
続いては、もう一つにテーマである「住」のセミナー
「日本の地域材で、大事に長持ちさせて暮らす「木のすまい」」
と題し、Ms建築設計事務所 代表取締役の三澤康彦様に講演頂きました。

・日本の食糧自給率 40% ・・・食の安全・安心への不安の広がり
・日本の木材自給率 20% ・・・木材への安全・安心は?
⇒生産者がわかる国内の木材・素材を使う=トレーサビリティー
・日本の森林面積は国土の3分の2
・国産材が使われると・・・。
1.荒れた森を手入れし、森林が活性化
⇒山崩れの防止、水源涵養、台風など災害に強い森に
2.CO2削減の推進
⇒伐採して新たに育てることで、よりCO2を吸収
3.森林に資源を還元し、山の整備資金とする
⇒木材は再生・持続可能な資源
4.海外の不安な乱伐の抑制
・フードマイルズ
⇒近くで採れたものを食べて、輸送エネルギーを削減。
・ウッドマイルズ
⇒近くの山の木を使い、輸送エネルギーを減らす。
私たち同業者からしても、大変勉強になる講演でした。
私たちが向かっている方向性に間違いがないことを再確認でき、このような考えのもとで家づくりをし、胸を張ってお客様に提案できることの幸せを感じた瞬間でした。
最後に「地球の会」理事・事務局長の佐藤善秀氏により「地球の会からのメッセージ」をお伝えしました。

家というものは、ただ雨をしのぎ、寝るだけの箱ではないのですよね。
その家の中で、人間が形成され、健康、安全が守られる大切なものなのです。
建てて終わりではなくて、建てるプロセスを大切にしてもらいたい。
なぜこの家なのか?(環境面、健康面、デザイン面、コスト面、心地よさetc)を自問自答し、そうして決めた家を、つくり手と住まい手が同じ気持ちで一緒にものづくりをする。その過程が家に対する愛着や、満足感を与えるのだ。
佐藤事務局長のメッセージを聞き、またこのセミナーを終えて、その様に思いました。
このセミナーに参加下さった皆様、そしてこのブログを最後まで読んで下さった皆様はどのように感じられたか分かりませんが、地域材を使い自然と共存する家づくりを一生懸命やっている「地球の会」という地域工務店の団体があることを少しでも知って頂くきっかけになれば幸いです。
だらだら書きましたが、これでレポートを終了します。
PS 私自身久しぶりのブログです。これから少しずつ書いていきますね。
Hosomi
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